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Botanicaのベーシックと、イチロー選手の引退会見と、

そろそろ関東も桜が咲いてきましたね。

花粉症の方は桜どころではないかもですが、、

花粉症ではない谷内です。

 

さて、先日イチロー選手が引退されました。

引退会見での約85分間にわたって発した言葉には、超一流のプロフェッショナルであるとともに、

経験したからこその、一言一言が重みのあるものでした。

 

 

 

『地道に進むしかない。

進むだけではなく、後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思いますが、

自分が『やる』と決めたことを信じてやっていく。

それが正解とは限らないし、間違ったことを続けてしまうこともあるんです

けど、『そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない』という気がしています』

 

 

 

結果を残すために、自分なりに重ねてきたことはありますが、

『人よりも頑張ってきた』とはとても言えないし、

そんなことはまったくないですけど、

『自分なりに頑張ってきた』ということはハッキリ言えるので、

『重ねることでしか、後悔を生まないということはできないのではないか』と思います」

 

 

などなど。

 

 

で、

タイトルのBotanicaのベーシックと

何が繋がってくるのかというと、

 

まずベーシック

ベーシックという言葉を調べてみると、

 

ベーシック【basic】

( 形動 )

基礎となるさま。基本的。 「 -な学習」
となっています。

 

 

今アシスタントの清田と加藤は

基礎的(ベーシック)な練習を徹底してやっています。

 

例えば、

カラー剤は今すごい進化をしていて、1種類の薬剤で簡単に求める色が出るようになっています。

ある程度の明度差(根元の黒さと毛先の明るさ)であれば、1種類の薬剤で簡単に根元と毛先が揃います。

ですが Botanicaではカラーの勉強をする際、最初はこれを使いません。

 

薬剤知識がないとうまく発色させられない

ちょっと難しいカラー剤を使っています。

このカラー剤に、カラーに関する基礎的なことがふんだんに含まれているからです。

 

 

 

 

例えば、

カットに関して、

丸い頭に対して、床と平行にまっすぐ切る練習、

頭の丸みに対して全て同じ長さに切る練習、誤差3mm以内

 

 

 

 

上の写真のような、

削ぎを入れず、ブラントカットと言われる

まっすぐに切るカットだけでスタイルを作る

 

 

などなど

こういった地味な作業をひたすら繰り返し繰り返し練習します。

幾日も幾日も。

 

こういった作業は直接結果

(可愛いスタイルを作るとか、いわゆる外国人風なカラーの色味が出せる)

に繋がるわけではないので

途中飽きてくるし、挫折しかけます。

 

 

でも、、

これをやり切った時には

自分の中に確固たるベース(軸)が出来ているので

いつの時代、どんなスタイルが流行ってもそこに対応していけます。

 

 

軸があると、この先技術に迷ったっときに、

そこに戻ることも出来ます。

 

ですのでBotanicaではベーシックというものをとても大切にしています。

 

続ける、

というのは本当に大変なことですが

その先の何かを掴むために。

 

 

最後に、以前に発していたイチロー選手の言葉を。

 

 

『一つひとつの積み重ねでしか自分を越えていけない』

 

 

『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』

 

 

 

そりゃ、僕だって勉強や野球の練習は嫌いですよ。

誰だってそうじゃないですか。

つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。

でも、僕は子供のころから、

目標を持って努力するのが好きなんです。

だってその努力が結果として出るのは

うれしいじゃないですか。